工学博士のSさんとは一時間程話をした。
Sさん曰く、「行政の認知症予防に対する考え方は後退している!」と。
たぶん、コロナによって世の中が変わったことを言っているのだと思うが、おっさんも行政が真剣に認知症予防に取り組んでいるとはまったく思っていない。
そういえばSさんは、「認知症予防に関しては、国から各自治体にお金が出ない!」とも言っていた。
おっさんにはちょっと分からない話だが、結果論、まだ元気な人たちは『自分自身で考えて認知症の予防をしろ❗』と国は言っているのだろう。
Sさんは、秘密基地を『再開』するにあたり、建物の大きさや立地条件なども踏まえて真剣に秘密基地のことを考えてくれた。
そして、出してくれた結論がこれだ!
『佐藤さん、NPO法人にするしかないですね❗』である。
SさんもNPO法人の理事?理事長?をしているが、NPO法人となれば、国からも色々な助成金が用意されているらしい。
ただ、NPO法人にすると、助成金に対する結果報告や経理などが、かなり細かくチェックされとても面倒くさいとのこと。
面倒な企画提案書や報告書! そして、こと細かく管理しなければならないお金(経理)!
どう考えてみても、おっさんの頭の中に"NPO法人"という選択肢は無い❗
でも今回、工学博士のSさんとお会いしたことは『とても良かった!』とおっさんは思っている。
そして、おっさんは今後の秘密基地のやり方を変えたほうがいいのでは?と考えるようになった。
先日も、龍山での秘密基地を開館当初から応援してくれている方から電話が入った。
どうやったら秘密基地が早く再開出来るか?を、他人事なのに色々と考えてくれたそうだ。
そして、「何か手伝えないか?」と電話をしてくれたのである。
秘密基地が閉館して、もう二年半以上の時が過ぎている!
今までの行政を絡ませる考え方では、秘密基地の『再開』は今後も難しいだろう。
そこでおっさんが今考えているのは、『小さな貸店舗でもいいじゃないか❗』ということだ。
そう、"昭和"の展示物は少なくなっても、シニア及び高齢者の方々が、昔話を中心とした会話が気軽に出来る場所を提供してあげればいいのでは❗である。
先日電話をしてくれた応援隊の方にも、「空き店舗の情報があったら教えてください!」とお願いをした。
龍山の秘密基地とはまったく違う、新たな"おやじ達の秘密基地"を、今おっさんは考えている。
龍山の秘密基地で展示していた大きな展示物は、すべて処分するつもりで今考えている。